アウトドアで楽しむバーベキューは、家族や仲間との思い出作りにぴったりのアクティビティです。ただ、実際に準備を始めてみると、想像以上にやることが多く、戸惑うこともあるかもしれません。
「道具が足りなかった」「火起こしに手間取った」「食材の量が合わなかった」など、ちょっとした準備不足で楽しさが半減してしまうのは避けたいところです。
この記事では、バーベキュー初心者の方でも失敗なく楽しめるように、準備から片付けまでの基本をわかりやすくまとめました。ぜひ参考にして、最高のアウトドア時間を満喫してください。
バーベキューに必要な道具
キャンプ場によっては備え付けの設備がある場合もありますが、ここではすべて自分たちで準備するケースを想定して、必要な道具を紹介します。
バーベキューグリル
バーベキューの中心となるのがグリルです。人数やシチュエーションに合わせて適したサイズを選びましょう。少人数(2〜4人)であればコンパクトなもの、大人数なら大型グリルや複数台の用意が必要になります。
トング・火バサミ
トングは食材を扱う際の必需品。ステンレス製で長さのあるものが使いやすく、安全性も高いです。火バサミは炭の配置や火加減の調整に使用します。熱が伝わりにくい木製の柄付きタイプがおすすめです。
網・鉄板
焼き網はメインの調理器具。予備として数枚持参しておくと安心です。鉄板があれば焼きそばなど幅広い料理が楽しめます。
クーラーボックス
肉や飲み物などを保冷するために欠かせません。容量に余裕をもたせ、保冷材も忘れずに準備しましょう。
テーブル・イス
食事や作業スペースを確保するため、折りたたみ式のテーブルとイスを持参しましょう。持ち運びやすく設置もしやすいタイプが便利です。
食器類
紙皿、紙コップ、割り箸などの使い捨て食器は片付けが楽で便利です。人数分より少し多めに準備しておくと安心です。
前日までにできる下準備
食材の下ごしらえ
当日の作業を減らすためにも、前日にお肉の味付けや野菜のカットを済ませておきましょう。味付けした肉は冷蔵庫で一晩寝かせておくと、より美味しくなります。カットした野菜は保存容器に入れておくと、現地での調理がスムーズです。
道具の点検と確認
前日にグリルや炭などの道具を点検しておきましょう。グリルの状態や備品の有無をチェックし、忘れ物がないように準備しておくと、当日あわてずにすみます。
当日のバーベキュー準備(火起こし編)
バーベキューでは、火起こしが成功のカギを握ります。以下の手順にそって効率よく進めましょう。
Step1:着火の準備
着火剤をグリルの底に置き、その上と周囲に炭を配置します。空気の通り道を意識して炭を組むのがポイントです。
Step2:着火剤に点火
ライターで着火剤に火をつけます。このとき炭は動かさず、しっかりと火がまわるのを待ちましょう。
Step3:風を送る
炭が赤くなってきたら、うちわや火吹き棒で風を送り、火力を強めます。
Step4:炭を追加する
火が安定してきたら、炭を崩して平らにし、その上に新しい炭を追加します。再び風を送り、火の広がりを確認しましょう。
Step5:調理スタート
炎が落ち着き、炭が白くなったら調理のタイミングです。網に食材をのせて、いよいよバーベキューを楽しみましょう。
後片付けのポイント
食事が終わったら、道具をきちんと手入れして次に備えましょう。
- 炭の処理:炭は完全に火が消えるまでそのまま放置します。急いで水をかけるとグリルが変形する恐れがあるため注意が必要です。火が完全に消えたことを確認してから、灰を処分します。
- グリルの手入れ:網はブラシでこすり、汚れを落とした後はしっかり乾かします。仕上げにサラダ油を塗ると錆を防げます。
- その他の道具の洗浄:トング、火バサミ、鉄板などもきれいに洗って乾燥させてから収納しましょう。丁寧に扱えば、長く愛用できます。
まとめ
バーベキューを成功させるポイントは、しっかりとした準備と段取りにあります。必要な道具を揃え、前日までにできる下準備を済ませておくことで、当日はスムーズに進行できます。
また、当日の役割分担をあらかじめ決めておけば、火起こしから調理、後片付けまで全体の流れが円滑になります。気持ちよく準備と片付けを分担しながら、みんなで楽しい時間を過ごしてください。


